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2012年4月

2012年4月28日 (土)

SIerという時間売り

 連休中ではあるが、単に客から電話がかかってこない絶好の仕事時間でしかな
い。SIerとは技術職ではない。時間を給与に変換するだけの、労働力の受け皿と
してしか機能していない。以前なら土木建築が受け皿だったのが代わっただけの
ことだ。
 だから労働環境は劣悪極まる。基本的に仕事は公共事業だ。だから交渉なんて
ものはありえない。受注したが最後仕様書に記載されていない事項でも呑まなけ
ればならない。公務員とはそういう職種である。経験者ならわかるだろう。交渉
なんてものは通じないのだ。
 
 そんな業界だから人ばかり多くて常に金がない。過酷な労働でも構わない。代
えの社員はどれほどでもいる。使い捨てていけばいい。
 
 そのような企業ばかりではないだろうけど、底辺IT業界の中のものとしては
それが現状の認識だ。
 
 コンピューターがすき、ではなく、コンピューターのどこがすきなのかを明確
にして、それを仕事につなげていければすこしはいい人生と時間が過ごせるだろ
う。単にコンピューター業だから、という観点から就職してしまっては、使いつ
ぶされるだけである。
 
 それがここ半年の結論だ。寂しい限りだが。

2012年4月 8日 (日)

自由に働くべきか。

仕事について悩んでいるうちに、世の中にはノマド、という就労形態(?)が確
立されたようだ。大震災以降であるのだろうけど、インターネットに接続できる
環境であれば成果を共有できる業種において成立しうる形態だろう。
この環境の成立には本人の意思よりも、周り、もっと言えば上司の理解がなけれ
ば無理だろうし、個人事業なら以前からそうして勤めているだろうと思う。つま
りは東京でしか成立し得ない働き方なのだろう。そしておそらくはニューヨーク
などのアメリカ都市での働き方のコピーでもあるのだろう。

その人が能力を最大限に出力できる環境を選べるべきで、それがノマドと呼ばれ
る環境であるのなら、自ら選択すべきだ。それができる自由が日本にはあるのだ
けれども、成立しているのは東京だけだとしても。多分、これだけで東京で働く
理由になるのかもしれない。

今の自分の仕事は、拘束時間を賃金に変換する低学歴向け就労だ。IT会社、S
I屋なんてのは、もはや働き場のない人間が勤めるところなのだろう。ここには
刺激も、成長もない。ただただ流れてくる仕事をこなすだけで、その対価は成果
ではなく、労働時間に比例する。残業? じゃあ時間内に終わる作業量なのコ
レ?と問い詰めたい。比べては失礼だとわかっているが、建築業なら日が沈めば
撤収だし、雨が降ったら休みの場合もある。作業が遅れたらリスケも行われる場
合もある。それらすべてはSI屋には存在しない。倒れたら仕事が終わり。それ
だけが基準だ。メールと携帯電話で休みでも、まったく休めない。いいや休んで
いたら怒られる。電話には出ろ、と。

新年度になり、今年も数千、数万人がIT業界に入ったのだろう。すぐやめたほ
うがいいといいたい。ここは、墓場の手前だ。死んでやっと辞められる。

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